新曲を構想し始める

 原です。

 新曲を構想している。
 今回は室内楽のアンサンブルものを考えている。
 編成は非常に悩んでいるところだ。編成を自由に決められるのなら、それ自体が曲の根幹となるアイディアに結びついているべきだから。

 とは言っても僕の場合は書く前に考えすぎると身動きが出来なくなるタイプなので、とりあえず思いついたもののスケッチをしはじめている。
 そこからプランを徐々に固めていきたい。


 最近、P・ブーレースの「メッサジェスキス」という曲をちょっと分析してみたのだが、その論理性の高さに、分かってはいるものの改めて驚かせられた。
 ある意味で、置かれた音のほとんどが論理的に説明できる感じなのだ。
 まるでウェーベルンみたいだ。

 こういう楽譜を見ていると、なんとなく自分の曲がすごくいい加減なものに思えてきてしまう。
 だけど、あまりそう思い過ぎるのも、僕にとっては危険だ。
 あまりに高い論理性を自分に課せば、僕は身動きが出来ないだろう。


 今日なんとなく聴きたくなって、武満の「テクスチュアズ」を聴いてみた。
 非常に厳しい書法で書かれているものの、途中、突如として旋律が現れ、消えてゆく。最後にもある意味なんの脈絡もなく、同じ旋律がちょっと現れ、消えてゆく。

 論理性をここに見ることはおそらく難しいだろう。
 しかし僕にはこんな感覚が大事なような気がした。

 音楽に何が正しいとか正しくない、というのはないのだ。

 それでは。 

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