ポップミュージックを作る

 原です。

 ここのところ、ポップミュージックを作る時期に入っている。
 1年の中で、ある期間をポップスに充てるように決めているのだが、それが今だということだ。


 僕はポップスを作るときには、多くの場合、サビから作る。
 特にキャッチーなものを作るときは必ずと言っていいほどそうする。

 よってポップスの作曲の時期に入ると、まずサビだけを無数に作り続ける。
 自分の考えられる限り、あらゆるタイプのサビを作るのだ。

 あらゆるタイプとは、具体的には、

 ○どんなテンポか、
 ○どんな性質・感覚のビートか、
 ○頭の和音(Ⅰ、Ⅳ、Ⅵの和音など)が何から始まっているか、
 ○コードチェンジの周期はどのような単位(2拍単位、1小節単位など)か、
 ○メロディの頭の入り方(アウフタクトか、1拍目からか、休符をおいてから出るか、など)はどうなのか、
 ○音階のどの音から始まっているか、
 ○音の高さはどの辺りから始まっているか、
 ○どういう反復をしているか、
 ○クライマックスがどこに設定されているか、
 
 などの違いで、様々なサビのタイプに別れてくるのだ。

 もちろんこれは大枠で、ここからさらに様々な表情のサビに別れていく。


 やはり自分が作るものというのは、自然と似てくる部分もある。いわゆるクセだ。それが良い場合もあるが、悪い場合もある
 これら挙げたパラメーターをあえて意識して、色々なタイプのサビを作っていくことで、自分の殻や、悪いクセを打ち破れる可能性があるように、僕は思っているのだ。


 そうやって大量のサビを作り、一つ一つ吟味していく。
 そしてそこで選ばれた幾つかのものだけ、他の部分を作り足して、ひとつの曲に仕上げる。


 ただもちろん、良い曲かどうか、というのは最終的にはさっきのようなパラメーターがどうか、ということは一切関係ない。
 あれはあくまで自分のためにタイプを分類しているだけで、良い悪いという判断とは全く関係がない。
 どのタイプだから良いとか悪いとかいうことが存在するわけがない。


 良い曲を作るためのレシピなどあるわけもない。
 僕は、自分のやっていることや人のやっていることの「何か」に、ほんの少し気付こうとしているだけだ。
 そしてそれがほんの少しづつ、自分を良い方向に導くと思っているだけだ。

 それでは。

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