プラグインについて ~その2 UAD2回目~

 前回のUADの続きです。

 前回の記事はこちら

 他にはMarshallのギターアンプのシミュレートのPLEXI SUPER LEAD 1959とJMP2203を持っていて、非常に気に入っている。
 まあ古いのとハイゲイン系のものとで、まあMarshall系の音が必要な時にはこれらがあれば大体私の場合いい。
 私はギターを録る時はアンプは色んな自分なりの理由でMarshallが好きで、やはりこれも色々なメーカーのMarshallのシミュレートアンプを試してきた。
 1176の話に似ているが、それまでは多くの中からIKのAmplitubeのMarshallを買い足して使っていたのだが、あまり納得はできていなかった。
 基本的にはかなり良いのだが、私としてはどこかしら音が痛いというか、嫌な成分がどうしても出てきてしまう感じなのだ。
 マイクやマイクセッティングもかなり弄ってみたのだが、なかなか改善されず、これはまあMarshall以外にもある傾向だったので、Amplitubeのクセみたいなものなのかもしれない。
 そう悩んでいた頃にUADを入れたので、Marshallも試してみたのだが、これが本当に良かった。
 弄れる部分はAmplitubeより圧倒的に少ないのだが、その必要があまりないと感じるくらい、美しい歪みやトーンが得られ、痛さもない。
 またこれもUnisonの恩恵で、レイテンシーゼロでさらにマッチされたインピーダンスで音を出すことができ、演奏時は快適この上ない。
 同じ理由でベースアンプのAmpeg SVTも買った。ベースアンプはAmpegがとにかく好きなのだが、これも同じ理由でAmplitubeのより好きだ。圧倒的にこちらの方が音が扱いやすい。Ampegに関してはマイクはかなり多くの組み合わせを選ぶことができる。


 他にはLA-2AやFairchildなどのコンプ類はどれも素晴らしい。真空管のコンプの歪みのニュアンスをかなり自然に伝える感じになっている。
 特にLA-2Aはスローアタックな音色や、歌、またコンプピアノみたいな音色を作る時に素晴らしいテイストを出してくれ、1176ほどでないが、かなり多用する。
 バスコンプとしてのNeve33609やSSL Gなども、ほぼ必ずどちらかを挿すほど良い。これらもやはり他社は今は殆ど使わない。
 特にバスコンプはそれまで積み上げたものを一瞬で台無しにする可能性も孕むため、音質に対する信頼性のようなものも必要だ。本来であればここなどは実機が良いのだろうが。
 ちなみにこの代表的な2つのバスコンプは、結構音が違うので、最終的な質感や接着感、はたまたグルーヴなどを見ながら、曲にあった方を選ぶという感じだ。


 他に頻度が高いものでは、Ampexのテープシミュレートだ。
 これは本当に好きだ。バスコンプとセットでこれも通すということが多い。
 インサートするだけでもう大分いい、という反則的な感じのものだ。
 音をまとめつつ、歪みもいい感じで入れてくれ、聴き映えをいい感じにしながら痛い所を取り、ドラムのパンチを与え、それでいてサウンドをスムーズにもする、みたいな、都合の良過ぎる感じのプラグインだ。
 ただ重いのでバスにしか挿さないし、使い方としてはそれでいいのだと思う。
 まあそれでも曲に合わないことも沢山あり、すべてに挿すわけでは全然ないのだが。

 UADにはStuderA800もあるが、こちらは軽いしトラック用だ。これは劇的な効果ではなくトラックのトリートメント用として使うが、あまりわざとらしさがないので使いやすい。


 リヴァーブ類では、Ocean way studiosが非常に重宝する。まあ現状では大概の曲でルーム用として1列立ち上げることになっている。自然で質のいいルーム感だ。
 EMT140もまあまあ使う。個人的にはプレートリヴァーブの出番はそこそこまあまあだが、やはりプレートでは最も使えるプラグインの一つだろう。
 プレートはWavesのAbbeyRoadのやつとSonnoxのプリセットとの中で合うやつを使う、みたいな感じだ。


 他にもテープエコーやらヴォコーダーやら沢山持っているが、大体どれも使えるいいものが多い。



 総体的にUADのシミュレートものの何が他より良いかというと、一言で言えば立体感ということかもしれない。
 他社ではもう少しだけ平面的になるところを立体感が保たれるという感じか。もちろん全てではないのだが。

 UADはヴィンテージハードウェア系が主だが、そういう機材は概してそれぞれの魅力的な歪みを持っている。まあギターアンプは勿論だが。
 そしてその歪みというのがまあある意味再現が一番難しい訳で、質の悪いシミュレートになればなるほど、歪みの質が潰れ気味になって、飽和していき、結果立体感を失う、ということなんだと思う。

 現代のPC内でのミックスというのは、主に歪みのコントロールとの闘いである。

 歪みは入れたい、しかし飽和して立体感を失いたくない、
 分離を失いたくない、かと言って歪みによって音が接着された感じの勢いも欲しい、
 綺麗すぎるのは質感がなくてつまらないから少し音をざらつかせたい、だけどそれで音が濁りたくはないし、オーディオとしての良さも欲しい…。
 こんなのはみんな歪みとの闘いの話であって、本当に難しい。

 それの大きな武器になるのが、UADのような比較的歪みに立体感が保てるプラグインということなんだと思う。


 興味を持ってUADを導入したいと思われた方は、是非オーディオインターフェースと一緒に導入されることをお勧めしたい。
 UADのUnisonという技術は単に新しいプラグインを導入する以上の意味や価値をもたらしてくれるだろう。

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