ピエール・ブーレーズ

ここ7、8年ほど全くブログは書いていなかったが、前にブーレーズに関する文章をHPの方に上げていたので、それをこちらに転記しておきます。 それなりにちゃんと書いたので読んでください。 ちなみに今後は少しは更新しようとも思い始めてます。 ●Boulez  遅ればせながらだが、ピエール・ブーレーズが死んだ。  訃報を耳にして、やはり改めて自分の中では思い入れがある作曲家…

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再開・師匠の死

 原です。  いろいろ理由があってブログを中断していましたが、再開しようと思います。   きっかけになったのは、師匠の死です。  僕は今までたった一人にだけ、音楽を教えてもらったことがあります。  音大の時に2年間、大村哲弥さんという作曲家にです。  その先生が、先日、57歳という若さで亡くなりました。  僕は彼に作曲を習って、初めて「音楽の原理」…

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Re-を初演、その後

 原です。  少し報告が遅れましたが、3月10日、青葉台フィリアホールにて、『クラリネット・アンサンブル《ヘキサゴン》衝撃の瞬間Vol.4』で、委嘱新作「Re -」が初演されました。  非常な難曲だったこともあり、演奏家の方々には大変な苦労をお掛けしたとは思います。  改めてここでお礼を言いたいと思います。  正直に申せば、演奏が納得がいくところまで仕上がったとは言えませんが…

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日本の現代音楽

 原です。  90年代くらいまでは、日本の現代音楽、というジャンルが、存在していたように思う。  日本の現代音楽というのが、他の国の現代音楽とは違った、独特な何かだったのだ。  過去形で書いているのは、今はそれが薄れてきているように思うからだ。つまりヨーロッパやその他の地域の現代音楽と、今の若い世代が書く日本の現代音楽はあまり差がなくなってきた、ということだ。  僕はこれを否…

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新曲を構想し始める

 原です。  新曲を構想している。  今回は室内楽のアンサンブルものを考えている。  編成は非常に悩んでいるところだ。編成を自由に決められるのなら、それ自体が曲の根幹となるアイディアに結びついているべきだから。  とは言っても僕の場合は書く前に考えすぎると身動きが出来なくなるタイプなので、とりあえず思いついたもののスケッチをしはじめている。  そこからプランを徐々に固めていきた…

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最近好きな作曲家、Unsuk Chin

 原です。    名前は10年以上前から知っている作曲家で、最近聴き始めややハマリ気味の作曲家が、Unsuk Chin(ウンスク・チン)という韓国の作曲家です。  僕が大学の時に師事していたのは大村哲弥さんという作曲家です。  その大村先生の師匠にあたる人が二人いて、一人は世界的にも有名なイサン・ユンという韓国の作曲家、もう一人もやはり同じ韓国のスキ・カンという人です。  ウン…

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委嘱作品を納品

 原です。  期日に無事、委嘱作品を納品した。  本当に最後の最後まで、楽譜の校正をやっていたけどね・・・、それでも最初の音出しの時にミスが見つかるんだから、恐ろしい。  第1稿からまたさらにだいぶ加筆し、結局9分弱くらいの曲になった。  様式的には自分の今までの書き方とはだいぶ違うやり方をしたので、いろいろと学ぶことも多かったし、技術的に習得した部分もそれなりにあったとも思う。…

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作曲する時の勇気の話

 原です。  とりあえず委嘱作品の第1稿を書き上げた。  クラリネット6本による、約8分ほどの作品だ。  これを叩き台にし、修正を加えて、楽譜の浄書に入る。  今回の曲は今までの自分とは違う何かを出せたように思う。  前回のオケの曲が、素の自分を出しきった曲だったので、違うところに自分が向わねばならなかった。  例によっていろいろ反省は残るが、それは仕方ない。反省が残…

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1日で数小節づつ・・・

 原です。  このところクラリネットアンサンブルのための曲の作曲に集中している。  毎日それなりに勤勉にやっていはいるのだが、進行は遅々としている。  今回の曲は前回のオケの曲とは違い、夥しい量の音を積み上げて作曲しているため、1小節書くだけでも非常に時間がかかる。  基本的にこの曲はテンポが80で4/4拍子の曲なので、1小節が約2.5秒という計算になる。  今書いてい…

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クラリネットアンサンブルからの委嘱

 原です。  少し前に、あるクラリネットアンサンブルから作曲の委嘱をもらったので、空いた時間を見つけながら書いています。  クラリネット6本という編成です。  この間書いたのがオーケストラだったので、音色のパレットの多彩さという意味では、正反対の編成と言えます。  もともとクラリネットという楽器は好きな楽器です。  非常に幅広いダイナミクスを持ち、音域は非常に広く、音色…

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楽譜とCDを仕入れ

 原です。  久し振りに沢山CDと楽譜を仕入れてきました。  主に現代音楽のオーケストラ曲ばかりです。  自分は、一時期現代音楽から身を遠ざけていました。  28歳くらいのころ、それまで全てを投じてやってきていた現代音楽の作曲に行き詰まりを感じ、ポップミュージックに転向したわけです。  その後はサンダルバッヂでのメジャーデビューなどもあり、キーボーディストとしてポップスの世…

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芥川作曲賞を聴く

 原です。  芥川作曲賞をサントリーホールに聴きに行きました。  芥川作曲賞というのは、昨年度に演奏された全ての日本人のオーケストラ曲のなかからノミネートされた3曲をあらためて演奏して、最も優れていた作品に賞を送るというものです。  自分が最近オケを書いたこともあって、聴きに行ってみたのです。  3作品がノミネートされていたのですが、どれも全く違った作品で、聴いていて非常に面白か…

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完成

 原です。  やっとオーケストラ曲が完成した。  完成まで長かった。しかし終わった。  自分は常々、集中力には自信があったつもりだ。  しかし過去にこれほど集中したことがあっただろうか、と思う。  一日作曲をすると、本当に疲れすぎて動けなくなり、決まって背中や首が痛んだ。  座ってパソコンに向っているだけなのに、全身に異様に力が入ってしまっていて、その結果痛んでいるような…

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オーケストレーション終了

 原です。  ようやく書いているオーケストラ曲のオーケストレーションが終了した。  長い道のりだった。  後は楽譜を浄書する作業が残っている。  色んな意味で自分の今まで持っている何かを踏み越える作業だった。  しかしだからと言って非常に完成度の高い曲になった訳ではない。  とにかく自分の耳に聴こえた音を、なるべく既成の何かに捉われないようにして、一つ一つ記していった、それだ…

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デッサン終了

 原です。  今書いているオーケストラ曲のデッサンが終了した。  やっとデッサンが終了だ。  デッサンとは何だ?と思われるかもしれませんが、要は主要なメロディ、ハーモニーをざっと置いていくことです。  人によっていろいろオーケストラ曲の作り方はあるでしょうが、普通オーケストラの全ての楽器に対して一から書いていくことは不可能なので、まずざっとデッサンをし、後からそこに色を入れたり、…

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オーケストラの作曲

 原です。  ここのところオーケストラ曲の作曲に力を注いでいる。  ソロ・フルートをオーケストラに伴奏させる、いわゆるまあフルート・コンチェルトです。  今回は既成の語法とか、自分で作った枠組みとかに全く頼らないで書いている。  例えば料理を作るのに、カレーとか餃子、みたいに既にあるものをおいしく作るというのではなく、全く今まで存在していない料理調味料とかまで含め一から作るよ…

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